【映画紹介vol.4】『チョコレートドーナツ』
今日ご紹介する映画は、もちこの大好きな作品!
『ANY DAY NOW』(チョコレートドーナツ)
2012年 アメリカ
97分
監督:トラヴィス・ファイン
製作:トラヴィス・ファイン、クリスティーン・ホスステッター・ファイン
チップ・ホーリハン、リアム・フィン
音楽:ジョーイ・ニューマン
☆キャスト☆
ルディ・ドナテロ/アラン・カミング
ポール・フラガー/ギャレット・ディラハント
マルコ・ディレオン/アイザック・レイヴァ
マリアンナ・ディレオン/ジェイミー・アン・オールマン
☆ざっと紹介☆
監督は『17歳のカルテ』などのトラヴィス・ファイン。ミュージカル『キャバレー』や『スパイキッズ』三部作などのアラン・カミングと、『LOOPER/ルーパー』や『それでも夜は明ける』などのギャレット・ディラハントが熱演する。
1970年代のアメリカで、ゲイカップルがダウン症の子供と実の家族のように過ごした
実話をもとに映画化された作品。
☆あらすじ☆
舞台は、1979年カリフォルニア。
歌手になることを夢見つつ、ショーパブでパフォーマーとして働くルディ。
その店に客として訪れた検事局のポールと恋に落ち、交際を始める。
ある日、ルディは自分のアパートの隣の部屋に住む、ダウン症の少年マルコが、
母親が危険薬物を所持し逮捕されたことにより、施設へと隔離された事実を知る。
しかしマルコは何度も施設から脱走し、「家」に帰ろうとする。
そんなマルコの行動と健気さに心を痛めたルディは、
ポールを説得し、二人で彼を保護することに。
しかし、ルディとポールが、ゲイカップルであるということで
裁判にかけられ、マルコと引き離されてしまう。マルコと彼らの運命はいかに…。
☆もち子の感想☆
ストーリーもキャストも一切チェックせずに、『チョコレートドーナツ』?かわいい~ってくらいのノリで観た作品。
題名からなんとなく勝手にコメディ映画だと思って観始めたので、
まさかの展開の連続で驚きましたが…、観てよかったと心からいえる作品です。
コメディや恋愛モノなどハッピーな映画が好きな方にも是非一度は観ていただきたい作品です。
注目ポイントは演技のうまさ。
マルコを演じたアイザック・レイヴァ。
彼自身もダウン症を持っている役者です。
セリフこそ少ないものの、彼の演技は
観る人の心をぐっとつかみます。
少し余談ですが、マルコが初めてルディたちの用意した部屋に足を踏み入れた時に「これが自分の家なの?」と聞くシーンがあって。
当初はとてもシンプルなシーンになるはずだったそう。
しかし、アイザックの発したセリフと演技によってよりエモーショナルで感動的なシーンに変わってしまい、その結果、ルディがマルコを抱きしめるシーンへと変えたというエピソードもあったそうです。
そのシーンが日本版の広告にも使われていますよね~(一番上左の画像)
映画が進んでいくにつれて、ルディがどんどん綺麗になっていくところも見所です!
男性が演じているとは思えないくらい、
自然に男女の物語として(内容は別、画的な話)観れます。
ルディは、スカートを履いたりパンプスを履いたりと、いわゆる「女性らしい」恰好や髪形をしているわけではありません。
仕草や表情、そして雰囲気から「女性らしさ」を感じさせるアラン・カミングはすごいと思います。
この作品は観た人に必ず「何か」を伝えてくれる気がします。
それは、愛のカタチについてかもしれないし、夢に向かって努力することかもしれない。大切な人の守り方を与えてくれるかもしれないし、チョコレートドーナツが食べたくなる人もいるかもしれません。
私自身も、理解されないことの苦しみ、愛するということ、家族とは何か、普通とは、当たり前とは?などと書ききれないくらいのものを考えさせられました。
普通って何なんでしょうか。
私の普通はあなたの普通ではないかもしれない。
あなたの普通も誰かの普通ではないかもしれない。
誰かの普通で、誰かの普通じゃないこと。
普通って何なんでしょうね。
ああ、また書きたい内容ができたなあ。
この話はまたの機会に…。
このへんで映画紹介はおしまい。
是非、チェックしてみてください!
あなたにとって、ぴったりの作品と巡り合えますよに…。
次回もお楽しみに~。
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